ブログを始めた当初からよく耳にしていたアドセンス狩り。
プラグインは入れて設定済み(>> 間違っていたアドセンス狩り対策をやり直した話【初心者の備忘録】)だったので、何回かブロックできていたこともありました。
しかし今回は防げず、リアルタイムでその瞬間を目撃してしまい、ショックを受けました…
状況と筆者が行った通報の手順をお知らせします。
目次
アドセンス狩りに気付いたワケ
21年4月17日。
それは、たまたま自宅のパソコンでGoogleアナリティクスを開いている時でした。
Twitterのフォロワーさんのnaoさん(@nao_nuno)のブログを参考にさせていただき、クリック率が異常なタイミングがあったかどうかを確認していたんです。
参考にさせていただいたnaoさんの記事はこちら
>> GoogleのAdsense広告が急に表示されなくなった
アドセンス広告1回の表示に対し3〜9回のクリックがあったりして、無効なクリックと判断され収益にはなっていないものがたくさん洗い出されています。
ふと、Googleアナリティクスのリアルタイムを確認すると、1人がサイトを訪れている表示が。
しかし、そのセッション数が異常だったので「え、これ何?」と震え上がりました。
検索流入でバズってるなら対象の記事URLが表示されるのに、閲覧されている対象はブログトップのURL(「/」のみの表示)だけだったのです。
セッションが50を超えたあたりでそのユーザーのリアルタイム表示はなくなり、離脱。
これが気づいた経緯です。
気づいた後にとった行動①
最初は「まさかね…」なんて思っていたのですが、同日、Twitterのフォロワーさんが「やられた!!」と呟いていたので、嫌な予感がしたのです。
Googleアナリティクスで怪しい人物を特定
再度Googleアナリティクスで特定を試みてみると…
筆者が目撃した時間帯に50セッション、50を超えるクリック数を弾き出しているユーザーを特定。
参考にさせていただいたnaoさんの記事はこちら
>> GoogleのAdsense広告が急に表示されなくなった
しばらくすると、Googleアドセンスの本日の収益項目に「1.◯◯万」が表示され、狙われたことが確実となりました。
クリック数もほぼ合致しています。
「これは早めに通報しておかないといけない気がする」と思い、通報することにしました。
有料ツールを使えばIPアドレスも特定できるらしいですが、イタチごっこな気がするのでそこまではしませんでした。
特定したデータをGoogleフォトに保存
アナリティクスのスクリーンショットを撮り、Googleフォトにアップロードして画像のリンクを取得しました。
無効なクリックの連絡フォームで報告
- 氏名(アドセンスで登録している名前)
- メールアドレス(アドセンスアカウントに紐づけているアドレスを)
- サイト運営者ID(アドセンス管理画面の設定>アカウント>アカウント情報)
- 広告コードが表示されているURL(サイトURL)
- トピック(「アカウントで発生する通常とは異なる動作をレポートする」を選択)
- クリックが発生した日時(例:2021年4月17日 23時頃)
- 無効なクリックの疑いがあることを示す該当部分(異常なクリック数などが表示されているアドセンス管理画面やアナリティクスのスクリーンショットを保存したGoogleフォト共有URLと、どのように異常なのかを文章で説明します)
各種項目を入力して、送信を押しました。
まさかの翌日にも同じように異常なクリックが!
21年4月18日、夜ご飯を食べる前に当日のPV数をチェック。
夜ご飯を食べた後にふとアナリティクスを確認すると、それまで70PVくらいだったのに、140PVを超えていたのです。
事の異常さに気付き、改めて4月18日のセッションやクリックをアナリティクスから確認したところ、前日をしのぐ数で狩られていました…
全く同じユーザーデータなので、同一人物でしょう。
再度情報を集め、無効なクリックの連絡フォームから送信しました。
今回気付いた特徴
あくまでも筆者が今回受けたアドセンス狩りの特徴です。
- トップページにしかアクセスがない
- トップページの広告しかクリックされていない
- デバイスカテゴリがデスクトップなのに、プラグイン『AdSense Invalid Click Protector』が機能しなかった
- 2~3分間でセッション50~70、その間に50~100近いクリック
- 流入経路はSocial
特徴を受けて気づいた後にとった行動②
- トップページだけ狙われていたので、トップページから広告を削除
- 流入がSocial(Twitter)だったので、Twitterのプロフィールに載せていたブログURLを削除
- しばらくはブログ更新のお知らせをツイートしない
筆者のブログはTwitterからの流入でPVを保っているところがあるので、Twitterにお知らせできないのはイタイのです。
でも、しかたありません。2日連続で狩られているので、これで様子を見ます。
なんと3日連続で来ましたよ。。。しかもトップページURLをTwitterのプロフィールから削除したので、検索してやって来ました。
ツイートをしっかり見てるということですね?
狩られない対策を取る × 狩られた時の対処法を知っておく
この記事を書いている4月18日現在は、アドセンス広告はまだ表示されていますし、Googleアドセンスからのポリシー違反の連絡は来ていません。
フォロワーさんからの情報によれば、広告が剥がされるのは数日経過してからのようです。
Googleアドセンスからのお知らせもそこからさらに後ろの様子。
あの奇妙なリアルタイム画面を見てしまったので、アナリティクスやアドセンスの画面を開くのが怖くなってしまいました…
また、プラグインも入れていたけれど今回は機能しなかった。もちろん、機能してIPアドレスをブロックした実績もあるのでまったく意味がないわけではありません。
対策は大前提として取っておく、そして、いざという時のために、データの特定の仕方や報告の仕方は知っておく。これが必須です。
不自然な回数アドセンス広告をクリックし、サイト主が自己クリックしたとGoogleに判断させポリシー違反によりアドセンス広告を停止させる行為。