これまでも筆者が料理が苦手であることは記事にしてきました。
我が子が離乳食を終え幼児食に移行した後、好き嫌いなのか気まぐれなのか、作った料理を残す、食べない時期が結構長くありました。
愛しい我が子なのに憎く感じてしまうのがつらくて、手作りをやめました。
今日は『手作りにこだわらない』と吹っ切ったことについて書きます。
子供が食べてくれない理由は分からない
まだ言葉がうまく話せない幼少期ですから、理由が明確に分かりません。
- 味が嫌い
- モサモサする
- 飲み込めない
- においがイヤ
そういった感覚的なことが大きい要因だとは思うのですが…
ついこの間は食べたじゃん!
食べたいって言うから作ったのに、なんで食べてくれないの?
大人からすると不可解な状況だったりします。
食べたり食べなかったりの気まぐれを起こされると、もうどうしようもありません。
レシピ通りに作ればそれなりで、そこまでまずくはない料理を出してるつもりです。
完全に食べないわけではないですが、残す…
便秘気味のこともあるため、食材も意識して、食べやすいように微塵切りにして混ぜ込んで…工夫していました。
全ては子供の健康を思うからこそ
便秘のこともあり、けっこう神経質になってた時期がありました。
お腹にいいものを調べては、スーパーに食材があるか探しに行って、調理法を工夫して…の繰り返しです。
しかし、食べてくれません。
余裕のある家計でもないのに、食材が無駄になる日々。
「全てあなたのためにやってるのに!!」
これが呪いだったと思います。子供自身を憎く感じてしまったのです。実際嫌味も言いました。
「自分で作ったら?」「ご飯は食べられないのにお菓子は食べるんだ?」「お腹痛くなっても知らないからね」
最低です。
子供を悲しませたいわけじゃない
子供が愛しいからこそ努力していたけれども、子供はそれに応えられない。
結果、親子間でギスギスが生じて子供が泣く。私は努力が報われなくて悲しくて泣く。双方に良いことがありません。
仕事終わりに買い物に寄って、時間のない中で急いで調理をして…余裕がなく必死でした。
そんなある日、気力が湧かなくなり…仕事帰りにコンビニに寄り、惣菜コーナーの前で子供に「食べたいもの選んで良いよ」と言いました。
子供は肉団子を選び、私は豆とひじきのサラダを選びました。
家で温めて子供に出してみると、もりもり食べてくれました。豆とひじきのサラダも食べてくれたのです。
もう、これでいいじゃん。食材買って食べてもらえないなら、調理済みの惣菜買って食べてくれた方がいいじゃん。
もちろん毎日ではないけれど、出来合いのおかずを購入することに罪悪感を覚えなくなりました。
栄養などは気になりますが、しっかり食べてくれると刺激になるのか、便秘にも少なからず効果があったのです。
周りの声、世間のイメージに責められる
料理は手作りが1番。
惣菜や加工食品には添加物が云々。
手作りじゃないと愛情が伝わらない。
この時期に直面するまでは、私にも少なからずこの思想があったのでしょう。
離乳食期にも似たようなことはあったのでベビーフードに頼っていたのですが、世間の目が同じことを言っているように感じました。
- 手作りおせち
- 手作り恵方巻き
- 手作りちらし寿司
- 手作りケーキ、手作りお菓子
- 手作りパーティー料理…
世間がイベント毎に「手作りして当たり前」な空気を出してくると…その度に苦しい気持ちになってしまいます。
ですが、皮肉や嫌味をぶつける母親から愛情を感じられるでしょうか。
実母からは「毎日コンビニおかず?」と言われたこともありましたが、心の健康を損なっては体の健康にはつながらないと分かったので気になりませんでした。
イベントの食事も、スーパーの美しく彩られたちらし寿司やオードブルを活用しました。
追い詰められた状況で子供のためを思い、嫌味もこぼさず更なる努力を重ねていたら、きっと私は心を壊していたでしょう。
あなたと子供のために
他人がどう言おうが関係ありません。なぜなら他人だからです。
人生を保証し補って手伝ってくれる人ではありません。
自分と子供が笑顔になれることが重要なのです。
世間の手作り神話なんて無視してOK。笑顔になれる方法を探そう!
現在、我が家の7歳児はすくすく育ってます。
「ママ大好き!」とハグをしてくれ、感謝の手紙も頻繁にくれます。とっても元気で可愛いです。
手作り料理だけが愛情を伝える手段ではありませんよ!
ものすごく傷つき、ストレスを抱え、子供に八つ当たりしてしまったこともあります。