出産前は幸せな育児期間しか想像していなかった筆者。
この記事では、筆者のしんどかった授乳期間について書いていきます。
これから出産され育児をされる方に、以下のようなことを考えるキッカケになれば幸いです。
授乳のイメージと現実のギャップ
筆者も出産当時は赤子を抱いて、毎日毎時間毎秒、死なせないようにと必死に育児をしていました。
病院からもらったノートに、逐一メモ(授乳、排泄、沐浴、睡眠時間など)を残し…
今となっては必死すぎてロボットのようになっていたなぁと感慨深いです。
そんな中、産後で一番辛かったのが授乳…
母乳で育てましたが、「こんなにつらいなんて聞いてない!」が感想でした。
もし第二子を授かったらミルクにする!!!!!
と決意までさせるほどに。(ちなみに第二子の予定はありません)
妊娠中は無事に産まれるのかの不安と、産まれたら何をしてあげようかの楽しみと、割と夢見心地な状態だった気がします。
そのため、奈落の底に突き落とされた感がハンパなかった記憶です。
実際にあったトラブルと行った対処
筆者自身の身体にあった実際のトラブルについてです。
- 乳頭の裂傷
- 乳腺炎
乳頭の裂傷
生まれたての赤ちゃんは歯が生えていません。
しかし、授乳は1日に多ければ10回、2〜3時間おきにする必要があるので、乳頭が酷使され傷つきました。
乳首って切れるの?!!?!?痛い!!!!!
傷ついてしまうと、日中、夜中関係なく傷が塞がる前に吸われるので、授乳姿勢を工夫しないと治しようがありません。
対処法
ネットの情報を頼り、馬油やランシノーといった軟膏も使ってみました。
しかし、私は効果が得られないまま…泣
傷になるべく影響しない抱き方(フットボール抱きや縦抱き)を繰り返し、痛みを耐える授乳になりました。
- 横抱き(一番スタンダード)
- 縦抱き
- フットボール抱き
- 添い乳(窒息など注意!)
そのうちに我が子も飲み方をマスターしたのか、乳頭が傷つくことはありませんでした。
ただ、傷を治すために抱き方が偏ったためか飲み残しにつながり、乳腺炎の原因になりやすかったです。
もっともつらかった乳腺炎(になりかけ)
産後1ヶ月が経過し、里帰りしていた市内の実家から自宅マンションに戻りました。
悲劇は翌日に起こります。
片方の乳房の縦半分が岩のように硬くなり、そして激痛で何も集中できない状況に!!
「まさか…」と焦りましたが、授乳をしても解消せず。
このまま自力では無理だと判断。
事前に調べておいた助産院へ電話をして、これから診てもらえないか相談したのです。
が、予約はいっぱいでした…!!
絶望に打ちひしがれていると、昼休みの時間に自宅に来てくれるとおっしゃるではありませんか!!
あの時の助産師さんの提案がなかったからどうなっていたことか…
今振り返ると恐ろしいです。
この時は自宅で母乳マッサージをしてもらい、乳腺の詰まりと中に溜まってた母乳を出してもらうことで、フワフワに戻りました。
対処法
これは割と長く引きずりました。
個人差があると思いますが、筆者は割と食事がすぐに影響するタイプでした。
関係ないとおっしゃる医療関係の方もおられますが、実体験として私はそのタイプでした。
また、疲れの蓄積や寝不足、赤ちゃんの飲み方、飲める量にも影響を受けます。
母乳マッサージの助産師さんにも「おそらく乳腺が多くて母乳が湧きやすい体質」と言われました。
そのため頻繁に乳腺炎になりかけることがあり、助産師さんには本当にお世話になったのです。
1回3,500円だったので痛い出費でした。
- 詰まりを解消するべく自分で搾った
- 詰まってる部分を圧迫しながら授乳した
- 湯船に浸かって身体を温めた
- 湧きすぎないように乳房を冷やした
- 食事はバランスよく、摂取カロリーを抑えた
いろいろ試行錯誤しましたが、結局は母乳マッサージの助産師さんにお任せしました。
噂レベルのインターネットの情報を鵜呑みにして(針で乳頭を刺すとか!)悪化させるのも嫌だったので、プロに頼ることに。
赤ちゃんが少しずつ飲める量が増え、私自身の母乳の分泌量が安定するようになると自然に頻度は減っていきます。
が、仕事復帰前の断乳に迷いはありませんでした。
後に授乳期が終わってから受けたマンモグラフィで分かるのですが、筆者は乳腺が多い人でした。
真っ白に写るので「来年は乳房エコーの方がいいですね」と、乳腺が減ってからのマンモグラフィーを勧められました。
授乳トラブルのまとめ
これから出産し、母乳で授乳する方の不安をいたずらに煽りたい訳ではありません。
万が一にもこんなトラブルに遭った時に、最低限の対処法を知っておいてもらうことで、最悪の事態を避けてもらえたらと思って書きました。
乳腺炎はひどい状態になると、膿を排出するための処置が必要になるそうなので、相談できる病院や助産院を事前にリサーチしておくことが大事です。
私が通っていた母乳マッサージの助産院は、実妹やTwitterで知り合ったフォロワーさん、また私のブログ(当時の個人ブログ)を見て受診したというブロ友さんも居ました。
口コミも重要な情報なので、もし周りに先輩ママさんたちがいたら評判を聞いておきたいですね!
どうか素敵な育児ライフを!
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あの時は幸せだったな~