筆者には小学生の子供が1人います。
育児をしている中で「
保育園の時からその傾向はあったのですが、何をやるにしてもまだ起きていないことを想像して涙を流し、不安に振り回されてとても生きづらそうで…
もしかして我が子は不安障害の傾向があるかもしれないと思ったので、少し調べてみました。
2021年時点のことを記録しています!
目次
まだ起こっていない未来の予測に悲観して泣いてしまう
直近でいくつかエピソードがあるので書いていきます。
何を描けばいいか分からなくて泣いてしまう
先日、小学校のクラスの課題で、『「夏休みに見つけたものを絵に描いてみよう」というお題を、来週やります』と担任からお話があったようです。
何を描こうかと子供は悩んでいて、その話を担任からされた日の下校時からシクシク泣いているのです。
たしかに夏休みはコロナの影響で遠出はできず、
1つだけ、
城跡のすぐそばに、お城モチーフのマンホールがあったのを写真に納めていたので、「マンホールにしてみたら?」と提案したのですが、子供本人は拒否。
祖母(筆者の実母)の「お見舞いに行く途中に見かけたアゲハチョウは?」と提案してみると、少し表情に希望が見えました。
しかし、今度は「うまく描けない」と泣くのです。
iPadでアゲハチョウを検索して画像を表示し、まずは筆者がデフォルメした感じで描いてみます。
輪郭をざっくり描き、模様は自分の好きなように描いてみました。
しかし、コレもまた「うまく描けない(=イメージどおりにならない)」と泣くのです。
最初からうまく描ける人はいないよ、練習しないと、
そして1週間後、今度は描いた絵を発表するのが不安だと泣きはじめました。
学校に行くこと自体は嫌がらない
上に書いたものとは別で、他にもいくつかエピソードがあります。
- 給食の時間が短い+自分には量が多くて食べ切れないので嫌だ
- 授業参観で鍵盤ハーモニカがうまく弾けなかったらどうしよう
- 担任が健康診断で休みで代わりの先生だから嫌だ
生意気に「勉強ばっかりだから学校はつまらない」
6年生のお姉さんにも可愛がってもらっていて、会えるのを楽しみにしていたり、学童に行ってるため他のクラスにも他学年にもお友達がいます。
交遊関係で嫌な思いをしているわけではなさそうです。
これは不安障害?昔の自分を見ているようだ
振り返ってみると、実は筆者自身も同じような傾向だったのかもしれない、と感じます。
- 小学校の時…発表する場は避けたいと思ってて、よくお腹を痛めていた。
- 発表の時は自分の意見という意見は言えず(パニックで考えられない)「〇〇さんと同じです」としか言ってなかった。
- 緊張して顔がよく赤くなる。
- 中学校・高校の頃…自分の行動で他人に笑われたらどうしようと不安。
- 高校の頃…人の目が気になるので1人で買い物に行けなかった。
社会人になって就職し、
クライアントとの報告会で発表する時は数週間前から憂鬱で、当日は声が震えました。
そしてそれは、何度経験しても慣れません。
大人になってからは「死ぬわけじゃない」「1時間で終わることだ」と言い聞かせて乗り切っ
でもそれは20何年と生きてきた経験があったからこそ。
まだ生まれて数年しか経っていない子供に「一瞬で終わることだから、気持ちを切り替えてがんばろう!」の励ましは無理がありますよね。
これは社交不安障害の傾向ではないか?
筆者自身が短大に入ってから、何がきっかけだったのかは覚えていないのですが、「他人は他人を(自分が思うほど)気にしていない」と悟り、少し吹っ切れました。
↓の記事でも少し触れています。
しかし子供を産み、学校生活において不安を感じて涙を流す子供を見て、ただのあがり症や完璧主義なのだろうか?と思って検索してみたところ、「社交不安障害」の情報に行き着きました。
検索すると個人の情報はあまり出てこなく、主にメンタルクリニックのページなどが出て来ます。
社交不安障害とその治療とは
社交不安障害では、人前で恥をかいたり、恥ずかしい思いをすることを怖れるあまり、そのような社会的状況をすべて避けてしまい、外出や通勤・通学もできなくなるなど、日常生活や職業的あるいは社会的な機能が著しく障害されます。
社交不安障害の患者さんでは、人前で話したり、食べたり、飲んだり、字を書いたりするような場面で、「手や声がふるえていることがわかってしまうのではないか」と心配で、このような状況を避けてしまいます。またこのような状況に患者さんが遭遇すると、恐怖のあまりパニック発作をおこす場合もあります。
なお、すべての社会的状況を避けてしまう場合を「全般性の社交不安障害」、限定された2、3の社会的状況のみを回避する場合を「非全般型の社交不安障害」と、症状の程度で2つに分ける場合もあります。
引用元:ながうしクリニック 社会・社交不安障害
上の説明を見るならば、我が子は通学ができなくなるなどには当てはまりませんが、傾向はあるということでしょうか。
治療には、薬物療法と認知・行動療法が行われるそうです。
患者さん自身、この病気で悩んでいることが多く、「性格が弱いからだ」、「気のもちようだ」などの励ましは、本人をいっそう苦しめてしまいます。
正しい病気の知識をもつことが大切ですので、専門医への受診が第一です。
治療の遅れは病状を重症化させ、社会的機能を低下させるので、早期に医療機関を訪れ、適切な治療を受けることを勧めましょう。
本人からこれまで以上の強い訴えなどがあった時は、まずはしっかり話を聞きたいと思います。
話を聞く以外に取るべき行動、かけるべき言葉があるなら知りたいので、本を読んで勉強しようかなと考えてます。
その上で病院への相談も視野に入れて事前調査はしておきたいですね。
社交不安障害を調べてみて最後に
過去を振り返り、症状を調べていくうちに、親からいろいろと細かく指摘されることで、自分への自信を失くしていった記憶がよみがえります。
怒鳴られるわけではないですが
「そんなことやってるからダメになるんだ」
「可愛くないからやめなさい」
などなど…
実際、今でも親からの言葉で傷つくことがあります。
兄弟と比較されることなどもありましたね。
幼少期は親の言葉が絶対の世界です。
世の中に様々な考え方があって、親のような偏った考えはごく一部であることは、成長して世界が広がらないと分からないことです。
まずは子供に否定的に声かけすることを意識してやめ、肯定的に接していきたい。
そのためには親である自分の余裕が大切でもあるので、まず変わるのは自分からですね。
子供を育てるって大変ですね…!
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